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竹本 修さん(北九州市小倉北区在住)

2017 年 8 月 31 日 木曜日

様々な活動を通して交流のある方を紹介で繋ぐ、リレートーク形式のコーナーです。北九州に仕事や生活の拠点をもち活躍している方々から、この街の多彩な魅力を語っていただきます。

竹本 修さん(北九州市小倉北区在住)日本では大阪・東京以外の土地に住んだ経験のなかった竹本さんは、結婚を機に約6年前、北九州市に移り住みました。実際に暮らしてみてわかる北九州市の魅力や楽しみ方などについてお話を伺いました。

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Q.北九州市に住むことになったきっかけを教えてください

私自身は大阪出身で仕事も東京中心だったのですが、6年前に結婚(再婚)した妻が北九州市小倉出身です。妻は海外を含め、全国各地に赴任する仕事をしていたのですが、小倉で生まれ育ち、「小倉祇園太鼓」を熱狂的に愛していて、結婚を機に「私は太鼓をやりたいから小倉に戻る」と転職を決め、「あなたもついて来てください」と言われました。ちょうど私は仕事をリタイヤしたタイミングだったので、小倉にIターンで移り住むことになりました。

Q.日常の暮らしについて教えてください

妻はウィークデイは仕事をしているので、私が今年3歳の子供の子育てを引き受け、主夫もこなす「子育てシニア」です。私も仕事をしている時はそうでしたが、一般的に男性は家と仕事場との往復がほとんどで、住んでいる町の様子や変化など気づかないと思います。子育てをしていると、幼稚園のママさんたちと会話したり、ご近所付き合いの中から町の様子を知り、生活に必要な様々な情報を得ることができます。野菜を買うならあそこの市場のお店とか、身近なところで行なわれている色々な催しなど、意外と北九州市に生まれ育った人より詳しくなっているかもしれません。

Q.積極的に地域のコミュニティにも参加されているのですね。
 ご自身の趣味などの楽しみ方で、以前と変わった点はありますか?

もともと私自身は地縁のない土地なので、友人もいなかったのですが、小倉城庭園の茶室(現在は八坂神社)で行われている写経座禅会に参加したり、趣味のテニスやゴルフを通じて友人も増え、お付き合いも広がりました。地元のNPO法人が主催する「シニアのファッションショー」に出演を依頼されるなど、毎日とても活動的に過ごし、北九州市での暮らしを大いに満喫しています。
また、子供に音楽を習わせたいと考えて、先生(テニス仲間の奥さん)のところに行ったところ「まずお父さんから始めましょう」と言われ、ピアノも習い始めました。
ゴルフはコースも近いし、関東と比べるとプレー料金が安いのも魅力です。先日出かけたゴルフ場では、コースの周りに淡竹(はちく)が生えていて、勧められたので採って帰って初めて淡竹をいただきました。沢山ありましたので、ご近所におすそ分けもしました。新しい楽しみをまた一つ発見です。北九州市に来て、初めて体験することも多く、お知り合いになった方の船で若松の沖に出かけ、ヒラメや鯛釣りを初体験し、海の広大さに感動する機会にも恵まれました。
子育てをしながらですが、自分の時間もじゅうにぶんに楽しんでいます。

Q.ご家族と一緒に遊びにでかける機会も多いと思いますが、お気に入りの場所はありますか?

たくさんありますが、中でも『いのちの旅博物館』が一日じゅう見ていられるほど気に入っています。
先日東京在住の長女から、「夏休みに家族で遊びに来たい」と連絡があったのですが、話を聞くと2泊3日の予定で来るというのです。孫が小学生なので遊びに連れて行くなら、スペースワールド、いのちの旅博物館、平尾台にも連れて行きたいし、海水浴にも行って欲しい。見て欲しい・楽しんで欲しい場所が多すぎるので、「2泊3日じゃ足りないよ、少なくとも1週間くらい居る予定で来ないとダメだよ!」と言ったほどです。それくらい、見物したり遊びに行く場所もたくさんある。大阪や東京の友人たちにも、いいところだから是非遊びにおいでと薦めています。

Q.北九州市で暮らしてみてわかる、感じる、北九州市の魅力とはなんですか?

本当に魅力がいっぱいある街で大好きです。でも自分自身がそうだったわけですが、市外の人たちに北九州市の良さはもちろん、北九州市がどんなところかが、殆ど知られていない。どうしても『暴力団が多い』とか昔の『公害の街』であるとか、未だにマイナスイメージだけが伝わっていたりしますから。
食べ物は美味しいし、物価も安い。6年ほど暮らして何より実感しているのは、自然災害に強い(少ない)ということです。夏場の台風や冬に雪が積もって大変だと悩まされることも少ないと感じますし、地震についても今のところ少ないエリアですね。明治に官営の製鐡所が作られた理由もそんなことに由来するのかもしれませんね。
子供と一緒に遊ぼうと思い、例えば「海水浴に行こう」や、「山に行こう」とか、もちろん東京などに住んでいてももちろん行くことはできますが、北九州市はとても身近です。車で30分も走れば海も山もある。思いたったらすぐ出かけられる距離に自然がいっぱいありながら、小倉駅周辺に行けば都会と変わらず買い物も楽しめる。また、医療環境が非常に充実している点も安心です。
北九州市には足りないものは何もない、時間と労力をかけずに生活を楽しむものが、何でもすぐそばにある、理想的なコンパクトシティだと思います。

Q.北九州市(行政)に今後望むことはありますか?

これまで日本では大阪・東京以外の土地に住んだ経験はなかったのですが、北九州市に住んでみて感じるのは、「こんなにいいところは無い。もっとたくさんの人に知ってほしい」ということです。

適度に都会で衣はもちろんのこと、食・住に関しても申し分なく、自然も身近、歴史的・文化遺産もたくさんある。いいものがいっぱいあるのに、その魅力が全国的に知られていないことは勿体無いと感じます。観光客を増やすことで住みたいと思う人も増えるでしょう。今よりももっと全国に向かって魅力を発信して欲しいと思います。
また、今住んでいる人には北九州市の魅力と幸福度の高さを再確認してもらい、自分の街を自慢して欲しいと思いますね。内にも外にももっとアピールしなくちゃ!
また、Iターンしてきた人たちがすんなり地域に溶け込めるような、コミュニティのあり方を考えることも必要だと思います。

最後に、個人的に毎日のように食材の買い出しに出かける主夫として心配なのは、地域ごとにある市場や商店街がだんだん衰退している点です。小倉の旦過市場、魚町銀天街はまだ活気がありますが、市場や商店街での買い物の楽しさを若い人たちにも知ってほしいです。そのために行政の皆さんと市場・商店街の皆さんが一緒にアイデアを出し合い、新しい取り組みにもチャレンジする必要があるのではと、思っています。