牧野泰治さん(セイコーエプソン株式会社北九州オフィス総務専任課長)

様々な活動を通して交流のある方を紹介で繋ぐ、リレートーク形式のコーナーです。北九州に仕事や生活の拠点をもち活躍している方々から、この街の多彩な魅力を語っていただきます。

第十八回 北九州市の良いところ再発見

歴史の中で培われてきたものづくりの基盤と
生産拠点が点在するアジアへのアクセスの良さを享受


北九州オフィスのある
ヒューマンメディア創造センター

セイコーエプソン(株)が国内第2のプリンター事業の設計拠点として、北九州オフィスを開設したのは1999年11月のこと。

優秀な人材の確保や製造拠点の一極集中によるリスクの分散を主な目的とし、ものづくりの基盤が整っている北九州へ、市や新日鉄の誘致を受け進出しました。

「現在、ほとんどのプリンターは中国やフィリピンなどの東南アジアで生産しているため、ここで設計したものが量産できるまでのサポートやメンテナンスをする際、スピーディーに対応できるという立地の良さがメリットになっています」と牧野さん。

開設当初20名弱でスタートした北九州オフィスが今では90名にまで増え、同社にとってなくてはならない国内拠点になっているそうです。その社員の約7割を九州出身者が占め、中にはUターンやIターン組も。

そして牧野さん自身が2002年、単身で北九州へ赴任することになり、九州出身者が戻りたくなる理由を、ここに暮らし始めて知ることになりました。

日常の中で発見する街の魅力
四季を通じて楽しめる食文化や自然の景観

それまで訪れたことのなかった北九州の地での生活。最初は豚骨ラーメンの独特の匂いや醤油や味噌の甘さが気になったとか。

「今では相手の好みや状況に応じて、こってりからさっぱり系まで、微妙に違うラーメン店を選んで案内することも。

食べ物が美味しくて物価が安い。四季を通じて食も風景も楽しめるものが、ここにはたくさんありますよ」と終始穏やかな笑顔の牧野さん。

健康のために日課にしている朝の散歩で、知らない道やお店を見つけたり、思わぬものに出くわすこともあるとか。


小倉-松山間を結ぶフェリー乗り場

ある日、海岸へと続く道を歩き、松山行きのフェリー乗り場を発見。

次の休暇にはフェリーで松山へ行き、楽しいひと時を過ごしたそうです。

6月で北九州生活満5年。

その間、北九州はもとより九州各地、山口県など訪れた場所を、ご自身のホームページで詳しく紹介しておられます。

>> 牧野さんのホームページはこちら <<

『銀天街』の名に気づく九州人の個性
都市の魅力をアピールし活気ある街へ


魚町1銀天街

「ホームページを見ていただければ、いかに私がエンジョイしているか分かると思いますが、念のために言いますと、そのうちの半分くらいは家族を呼んで一緒に出かけています」。

時にはご家族が「次はここに行きたい」と、リクエストされることもあるとか。

事前に調べ、実際に訪れ様々な場所に足を運び、帰ってからHPにアップする―。

一回の旅で三度、楽しめるのだそうです。


黒崎銀天街「CAMS」

また、東北出身の牧野さんは、九州の人は自己アピールがうまいと感じるとも。

「たとえば、どこの町にも商店街はありますが、そこに『銀天街』と名づけていて、それも小倉、戸畑、門司、そして黒崎にもある。このような都市は、全国を見てもとても珍しいと思いますよ」。

さらには、都市のもつ活力をもっとアピールすることで雇用が拡充し、活気ある街へと発展していくのではと、牧野さんは北九州への愛着をもって語ってくださいました。

インタビューを終えて

『銀天街』という名称、調べてみると商店街のアーケードや24時間ス―パーなどと同様、小倉が発祥の地だということが分かりました。まだまだ身近に気づきの種があるかもしれません。牧野さんのホームページ、これからも拝見するのを楽しみにしています。

レポーター/崎間恵子

● インフォメーション

セイコーエプソン株式会社

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