門司港レトロの「アナザーフェイス」発見!!

プロローグ

北九州市をより身近に感じてもらうために企画された「UImy北九州倶楽部」の「北九州市わくわく探検隊。」北九州市のメジャースポットはもちろん隠れ家的なマイナーなスポットや気になる「?」まで潜入・探検をする新コーナーです。

門司港駅
門司港駅前

まず輝かしい?第一の探検は門司港レトロ。北九州市観光地の人気スポットです。九州の玄関口として栄えた街であり、九州の起点としてヨーロッパの駅をモデルに建てられた門司港駅もあります。

このレトロ地区、その名の通り、旧門司税関や旧門司三井倶楽部、門司港駅、旧大阪商船ビルなどレトロな雰囲気が漂う建物も多く、付け加え、バナナの叩き売りのイベント、人力車も走り一層レトロ感をかもし出しています。

その反面、門司港タワーをシンボルに日本で唯一の歩行者専用のはね橋「ブルーウィングもじ」や海峡ドラマシップ、海峡プラザなどの新しい観光スポットなども建設され複合観光商業地としてその名を馳せています。

そんな、懐かしくも新しい街「門司港レトロ」、今回は探検していきたいと思います!

門司区布刈公園から見渡す関門橋、対岸は下関市

門司港レトロの「アナザーフェイス」発見!

北九州市屈指の観光スポット

1995年春にグランドオープンした門司港レトロは、全国から年間200万人以上の観光客のみなさんが訪れる、北九州市屈指の観光スポットです。


旧門司税関とレトロハイマート

門司港駅を中心にしたレトロ地区は、多くの歴史的な建造物が建ち並び、整備された周辺は異国情緒漂う雰囲気。ランドマークタワーとしての輝きを放つレトロハイマートは街の随所から望むことができ、海峡ドラマシップや鉄道記念館などの遊んで学べる施設も充実しています。

また、壇ノ浦の合戦や武蔵と小次郎が闘った巌流島があることで有名な、歴史の薫る関門海峡からの潮風を受けて、自然の美しさを体感できる環境にもあり、「自然を楽しみ歴史ロマン溢れる街」として、多くのみなさんを魅了し続けています。

でも、門司港レトロはただの観光地ではないのです。


鉄道記念館

映画やテレビのロケ地として

「あっ、キャメラの前に立つあの方々は!?」
「裕次郎に文太に寅さん!浜ちゃんにスーさんだ!」

実はこの方々、門司港の専属役者と共演するためにやって来た銀幕のスターのみなさんなのです。

「門司港の専属役者と共演?」

門司港は昔から映画やテレビのロケが盛んな街で、毎年多くのロケが行われています。

そう、専属役者とはこれまで多くの作品に出演している「門司港の色々な場所」のことなのです。

みなさん、映画やテレビの中でスターと共演している、「門司港の色々な場所」を見たことがあるのではないでしょうか?

ではチョット共演作品をご紹介しましょう。

役者揃いの門司港レトロ


旧門司三井倶楽部

旧大阪商船

出演作品が多い 国の重要文化財である門司港駅は、「釣りバカ日誌10」「ウオータームーン」に「新・仁義なき戦い」等々に出演。また、広島駅や上野駅に変身しての出演も果たしています。

レトロ地区内にある、アインシュタインが泊まった旧門司三井倶楽部や旧大阪商船、旧門司税関も「スパイ・ゾルゲ」や「風の刑事」等々、よくテレビや映画に出演しています。

あの上戸彩ちゃんも「アテンション・プリーズ」でこのレトロ地区と共演しています、何と門司区出身の役で!
門司区役所も昭和の初めに建てられた、レトロな建物で「はみだし刑事」では、警察署に変身して柴田恭兵や風吹ジュンと共演していました。

「ウルトラマンコスモス2」では俯瞰ショットで、レトロ地区が地球を襲撃に来た怪獣と共演し、 西海岸は怪獣の襲撃を受けた主人公がウルトラマンコスモスに変身する場所として出演。爆発のある危険なシーンをこなしていました。

関門海峡は場所を現す「全景」として多くの作品に出演し、「鷲と鷹」では関門海峡の海上に停泊する船から昭和30年代前半の活気のある門司港の風景が出演しています。

関門橋も数多く出演しています。「トラック野郎」のデコトラや、「西部警察PART3」のスーパーzが関門の潮風を受けながら疾走し「オン・ザ・ロード」ではカーチェイスが行われました。

めかり付近は映画「海猿」で加藤あいが伊藤英明演じる仙崎を見送る「呉」の岸壁に変身して出演し、「釣りバカ日誌10」の夏八木勲と宝生舞は、めかり神社と共演し、西田敏行演じる浜ちゃんは関門海峡と共演して“やはり”釣りを楽しんでいました。


栄町銀天街

他にも老舗の店が多い栄町銀天街を石原裕次郎と北原美枝が歩いた「錆びたナイフ」。

埋め立て前のマリンゲートに下関から寅さんが渡船でやって来る「男はつらいよ 幸福の青い鳥」。

その昔、鎮西橋から桟橋通にかけて小倉、黒崎へ向かう路面電車が走っていたころ「大都会PART2」では、その路面電車に松田優作が飛びついたりしていたのです。

最近では「この胸いっぱいの愛」で、とうとう門司港が自身が主役となりました。

ところが「でも、そろそろ役者がいなくなってしまうのでは?」と、そんな声が聞かれます。

昔という新人役者


街並みの奥が三宜楼(さんきろう)

「役者ですか?」いやいやこれが、まだまだ、いるんですよ。

少し山手に行き路地裏散策をすると、そこは古い魅力的な新人達でいっぱい!

ちょうど保存が決まった舞台付の八十畳間の残る元料亭「三宜楼」のある清滝あたりは、煉瓦塀 や石垣が残る閑静な住宅街で、風情のある魅力的な多くの新人達が、今か今かと出番を待っているのです。

さらに錦町には、戦後に建てられた「木造3階建ての民家」という新人が現存しています。


木造3回建て

これが相当絵になるん奴で、反対側に回ったらもう一気に昭和にタイムスリップ!人々の息づかいが聞こえてくるような懐かしい街並みです。

そんなわけで門司港レトロには、まだまだ多くの新しい「昔という新人役者」が存在し、みなさんのスカウトを待っている状態。そして次の主役の座を狙っているのです。

未来につなぐ財産として

門司港レトロは「メインを見てよし、自分で探して見てよし、映画やテレビの中で見てよし」と多角的に楽しむことができます。それに歴史が形や映像として残っていることで「それぞれの時代」をよりリアルに感じることもできるのです。

これからも門司港レトロは、「栄光・挫折・復活」の時代を、歴史を彩る数々の建物と風景を通して語り継ぎ、映画やテレビの作品の中で永久に封印されて生き続ける「時代時代の映像」と共に、門司港とそこで暮らした人達の「生きた証を伝えるかけがえのない財産」として、未来の子供達に贈り続けられることでしょう。

ライター/碇 義彦

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