北九州市の「顔」小倉北区

北九州市の「顔」小倉北区

色々なモノの発祥の地

北九州市の中心小倉北区。

情報や文化を発信し、北九州市の都市機能が集中しています。そんな小倉北区は色々なモノの発祥地としても有名です。

主なモノとして世界の共通語で世界的なスポーツ「競輪・KEIRIN」、「やきうどん」、「スーパーマーケット」等があげれらます。ぜーんぶ小倉北区が発祥地なのですよ。

それと、北九州市の中心、大都会?だから、他の区に負けない多くの映画やテレビ映画・ドラマのロケも行われてきました。まずは主な諸々をご紹介します。


大都会に見える小倉の街

華やかな出演者のみなさん


立体的で画になる小倉駅

寄ってみたくなる小倉駅西飲食街

ホントに懐かしい昭和館

 

松本清張原作・山口百恵主演「霧の旗(77・東宝)」ではビルの展望エレベーターから魚町銀天街が映し出され、銀天街の中のシーンに変わったら歩く百恵ちゃんの姿が・・・・・小倉に来たかどうかは定かではありません。真実はいかに。

「玄海つれづれ節(86・東映)」では吉永小百合と風間杜夫が小倉城前を歩いていました。

「釣りバカ日誌10(98・松竹)」では完成したばかりの小倉駅前に浜ちゃんが現れましたね。

中島美嘉主演の「偶然にも最悪な少年(03・東映)」にも小倉駅前が登場。

最近では「プルコギ(07・ファントムフィルム)」で松田龍平と山田ゆうが自転車で旦過の近くをを走り抜けたり、「東京タワー・オカンとボク、ときどきオトン(07・松竹)」小倉駅西地区の飲食街が登場。

北九州市出身の青山真治監督の「サッドヴァケイション(07・スタイルジャム」では旦過やその近辺にある小倉北区で唯一の一般映画上映単館劇場「昭和館」、富野周辺が登場していました。ロケが盛んですね。さすが北九州市の顔!

そんな顔の登場する独断と偏見に満ちあふれた作品達をご紹介しましょう。


都会的な平和通

錆びたナイフ 57・日活


錆びたナイフから約50年後の風景

まずは石原裕次郎主演の「錆びたナイフ」から。

「えっ、どこに小倉北区が?」なんて声が聞こえてきそうですね。でも登場しているのですよ。

この作品を鑑賞する場合、特に北九州市民はタイトルバックに注目しなければなりません。

「錆びたナイフ」とタイトルがでた次のカットに登場する風景は、なんと紫川沿いに建つ井筒屋ではありませんか。

路面電車の姿となにやら広告塔のようなモノも確認できますし、当時室町にあった旧小倉駅舎も確認することができます。さらに本編の中では小林旭運転するバイクに白木マリが同乗し、それを見送る北原美枝の背景には、当時路面電車沿いに面していた旧小倉北区役所が登場。そのバイクは魚町の交差点を通過し、そのシーンには当時馬面と呼ばれていた西鉄路面電車の勇姿が映し出されています。なかなかイイ画ですよ。

しかし、この映画の中には「小倉」という言葉は一切出てきません。何故ならこの作品に出てくる街は西日本のどこかにある架空の街「宇高市」となっているからなのです。

 

でっかいでっかい野郎 ‘69・松竹


砂になった小倉城

次に渥美清主演の「でっかいでっかい野郎」

この作品は前回の若松編でも紹介しましたね。まあ考え方として映画は映画空間の中にある架空の街を創り出すわけです。だから小倉も若松も映画の中では特に区分されず、舞台となる架空の街の中にある風景に一つになるわけです。

では、本題にもどりましょう。この作品の中には「小倉北区」を象徴する当時の姿を観ることができます。今もその勇姿が市民の誇りとされている「小倉城」。小倉祇園太鼓の競演会の会場として登場します。他にも今も昔も活気に満ちあふれている「旦過周辺」や建て替えられる前の「小倉駅」も登場します。

しかし何と言っても「凄い!」と思えるのは、「錆びたナイフ」にも登場した室町小倉駅舎がカラーで観られること。人力車を引いた渥美清が駅舎の前を通過します。

ウルトラマンコスモ2 ブループラネット ‘02・円谷プロ)


怪獣に破壊された北九州市役所

続いての作品は「ウルトラマンコスモス2 ブループラネット」

怪獣達の襲撃を受けた北九州市。

怪獣達の矛先は小倉北区!

今は無き小倉市民会館付近に降臨した怪獣達は、「小倉城」を砂にし、「北九州市役所」を破壊。

紫川周辺を逃げまどう市民達を後目に、その周辺は壊滅。

 


宇宙船にも見えるメディアドーム

「メディアドーム」は怪獣の光線で木っ端微塵。新小倉駅は逃げまどう市民の後ろで大爆発!現風景がCGによって描かれた破壊の地獄絵は恐るべき代物です。でも、小倉北区上空を飛ぶウルトラマンコスモスの姿には鳥肌が立つくらい感動を覚えました。

ん!?俺だけか。

大都会PART2 北九州コネクション 78・石原プロ


昭和の味を残す旦過市場

さて、今回のラストを飾るのは「大都会PART2 北九州コネクション」

この作品もこのコーナーにはよく登場しますね。というのもこの作品はほぼ北九州全域で撮影されているからなのです。今回は小倉北区ということでかなりスペースをとらさせていただきます。

撮影が行われたのは1978年1月。石原裕次郎、渡哲也、松田優作、神田正樹、高品格、峰竜太などのそうそうたるメンバーが来北し、一大ロケーションを敢行した刑事アクションドラマです。

特に小倉北区は様々な場所が登場します。西港の中央卸売市場、フェリー乗り場で 、 刑事ドラマではお約束の聞き込みのシーンで渡哲也が登場。松田優作が旦過の屋台でおでんを食べていたり、警察署の窓の外には小倉城が見えたりとなかなか北九州市民の心をくすぐってくれます。そして、石原プロといえばダイナミックなアクションです。そのアクションが小倉の中心部で展開します!


路面電車追う刑事達が思い浮かぶ同じアングル

渡哲也達が扮する刑事達に追われて逃げる犯人達が、当時北九州市内を走っていた路面電車の室町電停から乗り込み、電車をジャックして逃走します。なんと刑事達はその電車を走って追跡するのです。1人倒れ、2人倒れ、最終的には松田優作と峰竜太が追跡します。そこに観られる風景は絶品。

路面電車はもちろん、魚町のスクランブル交差点、その付近にあった螺旋階段を登ってゆく交番も確認できます。モノレールがまだ走っていない平和通の明るいこと。また魚町は当時一方通行だったのですよ。覚えていますか?とにかく1978年当時の北九州市小倉北区が見事に封印されている作品なのです。2008年は北九州市生誕45周年。それを記念して「大都会PART2 北九州コネクション」の上映会でもやってみたらいかがかな?

これからも続く星達との共演


まだまだ変わる小倉の街

どうですみなさん、小倉北区ってかなりイイカンジだと思いません?

北九州市の顔にふさわしい、きら星のスーパースター達が大挙して訪れていたのです。

その時折の勇姿が小倉北区と共に、映画やテレビ映画の中に生き続け、いつでもその勇姿達に逢えるわけです。

今後も小倉北区は大きな変貌を遂げ、その時代時代のヒーロー、ヒロインと共に映像の中に納められ、

時代を歩んでゆくのでしょう。そしてその姿は未来永劫に伝えられてゆきます。

これからも北九州市の顔をヨロシク!

ライター/碇 義彦

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